当社は、経済産業省・中小企業庁および独立行政法人中小企業基盤整備機構が推進する「100億宣言」制度に基づき、「売上高100億円」の実現に向けた成長ビジョンと具体的な取り組みを公表し、100億宣言企業として登録されました。
 当社は、2033年までに売上高100億円の達成を目標に掲げ、設備投資・DX・人材戦略・ビジネスモデルの高度化を通じて、持続的な成長と社会課題の解決に取り組んでまいります。

鉄筋工事業界は「人手不足 × 技能継承 × 需要の高さ」という構造的課題を抱えており、
“生産体制・人材・技術” を一気にアップデートする必要性が高まっています。

そのため、あえてこの段階で国の制度を通じて成長ビジョンを外部に向けて宣言し、
「社会的責務」と「企業としての覚悟」を示すことが今回の100億宣言につながっています。

1. 100億宣言の概要と背景

「100億宣言」は、中小企業自らが「売上高100億円」という野心的な目標を掲げ、その実現に向けた課題・成長プロセス・具体策・実施体制を明らかにすることで、飛躍的成長を目指す制度です。宣言企業は、成長加速化補助金や経営者ネットワークなど、官民連携による各種支援策を活用しながら、中長期的な成長に挑戦していきます。
当社は、
・人手不足・技能継承の難しさ
・原材料価格の高騰
・建設業界全体の高齢化・後継者不足
・地域経済の縮小と地場産業の衰退
といった社会・業界共通の課題に向き合う企業として、「ケンセツで社会を驚かせる」というスローガンと、「鋼を継ぎ、人々を繋ぎ、時をつないでいく 時代の先駆者となる」というビジョンのもと、鉄筋工事業の枠を超えた新たな価値創造を進めていきます。

2. 現状のポジションと成長ターゲット
・事業内容:鉄筋工事業、普通鋼・特殊鋼の国内販売、各種建設設計・積算業務、不動産業・不動産開発
・現在の売上高:37億円(2025年5月期)
・常時使用する従業員数:66名(2025年5月時点)
今後は、
・2028〜2029年を準備・土台づくりの期間(年率約16%の成長を想定)
・2031〜2033年を成長加速期間(年率約25%超の成長を想定)
と位置づけ、2033年に売上高100億円の達成を目指します。

3. 売上高100億円実現に向けた重点戦略

(1)DXと技術革新を通じた施工品質・安全性の高度化

・設計者と施工者がデジタル上で情報共有できるコミュニケーション基盤の整備
・図面・積算・加工・施工の一気通貫データ連携による手戻りの低減
・品質管理・安全管理のデジタル化による見える化と標準化
・環境配慮型施工(省資源・省エネ・廃棄物削減)への積極的な取り組みDXを通じて、「安全・安心・高品質」に加え、「環境への負荷低減」までを含めたトータルな価値提供を目指します。

(2)独自ビジネスモデルのノウハウ化と新たな収益源の創出

・これまで培ってきた鉄筋工事の受注・施工・管理のノウハウを体系化
・同業他社や関連企業に対する「かけこみ寺」的コンサルティングサービスの展開
・鉄筋の卸売事業の拡大と、工場能力を活用した安定供給モデルの構築自社内で完結していたノウハウを資産化し、「施工する会社」から「業界の課題解決を支援するパートナー」へと機能を拡張していきます。

(3) 人材戦略・組織体制の強化

・DX・AI・ロボット設備の導入・運用を担う人材の採用・育成
・工場運営と営業機能を統合的にマネジメントできる幹部人材の育成
・若手・中堅・ベテランが共に成長できる教育・評価・キャリアパス制度の整備
・地域・学校との連携による次世代人材の採用強化
人材育成を成長戦略の中心に位置づけます。

(4)首都圏を中心としたパートナー連携の強化

・首都圏の鉄筋工事会社との連携体制の構築
・共同受注や協業による大規模案件への対応力強化
・地域工務店・ゼネコンとのパートナーシップ深化
単独では対応が難しい案件やエリアにも、ネットワークを活かして応えていくことで、業界全体の底上げにも貢献していきます。

当社は、本宣言で掲げた成長戦略を着実に実行するとともに、「100億宣言」制度や関連する支援策・経営者ネットワーク等も活用しながら、中長期的な企業価値向上と地域経済への貢献を図ってまいります。