平成27年10月7日メルパルク横浜にて神奈川県鉄筋業協同組合「平成27年度第1回意見交換会」が開催されました。
主な議題と致しまして
①外国人実習生の現場就労における各ゼネコンの受け入れ対応の現状について
②社会保険未加入問題について
③各社の近況報告及び現在の問題点について
を挙げて、参加した21社による活発な意見・情報交換が行われました。

組合写真

外国人実習生の現場就労についてのゼネコンの受け入れ対応は、やはり各社とも多様な対応基準のもとに「統一見解」は難しく「ルールの共通化」には程遠いものがあり、国のいう建設労働者の人員不足を一時的に解消する、いわゆる外国人実習生の期間延長措置が施行してもその実習生が現場に就労するのが非常に難しいという、深刻な問題が浮き彫りになりました。

社会保険未加入問題についても、少しずつではあるものの加入整備をする会社がでて来たが、とても満足のできる状況ではないという現状が確認されました。その背景とし致しましては保険料負担をどの事業者がするのか、私たち工事1次会社が見積もりに記載しても認められない、といった報告が多数をしめました。

このように、進めていかなくてはならない問題というのは、事業該当者だけではなく社会が認めているはずなのに、改善・解決をしていくことが出来ないジレンマを強く感じ、しかし次世代のことを思えば“今”私たちが頑張っていかなくてはならないのだと強く感じた意見交換会でした。

武田正己